■ 目次
1. ロボティクス銘柄が上昇する背景
2. 米国が“ロボティクス大統領令”を検討する理由
3. グローバルロボット市場の成長見通し
4. 今後の展望(マクロ視点)
5. 日本市場の主なロボティクス関連銘柄
6. 投資スタンスの考え方
7. 投資家が見るべき指標
8. まとめ
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1. ロボティクス銘柄が上昇する背景
2024年末〜2025年にかけて、世界的にロボティクス関連株がテーマ化しています。
背景には、
• AI・自動化の急拡大
• アメリカ政府の政策支援の強化
• 人手不足の深刻化
など、構造的な要因が揃っていることがあります。
さらに、アメリカで“ロボティクス支援の大統領令”が検討されていると報じられたことで、世界の投資マネーが再びロボット関連に向かい始めました。
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2. 米国が“ロボティクス大統領令”を検討する理由
アメリカでは2025年、政権交代前後からAI・データセンターを国家支援の軸とする政策が続いています。
• バイデン政権(2025年初)
AIデータセンターの許認可を優先し、AIインフラ整備を国家的に後押し。
• トランプ政権(発足後)
AIに続き、次はロボティクスへの政策支援として
「ロボティクスに関する大統領令」を来年にも出す案を検討。
商務省もロボティクスを“次の先端製造の柱”として位置づけ、
米国内回帰(リショアリング)政策とセットで投資加速を狙っています。
つまり、AI→ロボット→先端製造という産業シフトを国家が後押しする流れが鮮明になっているのです。
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3. グローバルロボット市場の成長見通し
世界のロボティクス市場は、2030年代に向けて大きく拡大するとの試算があります。
• 産業用ロボット市場規模:20〜30%の成長予測
• ヒューマノイドロボット市場規模:数百億ドル規模の潜在需要
• 自動搬送システム(AGV/AMR):工場・倉庫で急拡大
• 医療・介護ロボット:高齢化により市場拡大
AI技術との結びつきが強まるほど、ロボットは「自律化」へ進み、
世界的にロボティクスは“次のAI銘柄”として評価されています。
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4. 今後の展望(マクロ視点)
▶ 追い風要因
■ 人手不足・高齢化
製造業、物流、医療・介護でのロボット導入が構造的に拡大。
■ 政策支援の強化
米国のロボティクス戦略や日本・欧州の補助金が設備投資を底支え。
■ AI×ロボティクス(エンボディドAI)
認識(AI)+身体性(ロボット)の融合は2030年代の投資テーマ。
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▶ リスク・留意点
■ 政策は期待先行になりやすい
大統領令が出ても、予算執行まで時間差があり株価は上下しやすい。
■ 競争激化
中国・欧州勢の台頭や価格競争で利益率が低下する可能性。
■ サプライチェーン制約
半導体・パワエレ部材不足がロボット製造コストを押し上げる。
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5. 日本市場の主なロボティクス関連銘柄
日本では“純粋ロボット企業”だけでなく、
FA(ファクトリーオートメーション)、センサー、精密部品まで広く対象となる。
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◆ 産業用ロボット・FA
• ファナック(FANUC)
• 安川電機(Yaskawa)
• 川崎重工業
• ダイフク(物流自動化)
• オムロン(制御・ロボティクス)
日本企業は産業用ロボットで世界シェア上位を多数占め、
自動車・電子部品・半導体向け需要の恩恵を受けやすい。
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◆ センサー・計測・制御
• キーエンス(センサー・画像処理)
• THK(直動案内・アクチュエータ)
ロボットの“目”や“関節”を担う日本企業は世界的に高評価。
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◆ 広義のロボティクス関連
• デンソー(車載システム)
• コマツ(建機の自動化)
• SMC(空圧制御)
• ニデック(精密モーター)
• ソフトバンクグループ(AI×ロボティクス期待)
ロボットだけでなく、自動化・AI・モーター・インフラまで含めると、
日本は世界有数のロボット大国と言える。
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6. 投資スタンスの考え方(日本株)
◆ 中長期投資
人口動態×AI融合の巨大テーマに賭けるなら、
大型・高収益企業への時間分散投資が王道。
• ファナック
• 安川電機
• キーエンス
• ダイフク
• オムロン
世界シェア上位の企業は景気循環に強く、
次の自動化投資の波で最も恩恵を受けやすい。
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◆ 短期テーマ投資
米国の「ロボティクス大統領令」報道で動く中小型株は
値動きが非常に激しいため、
• 出来高の急増
• テーマの鮮度
• 業績の裏付け
を重視する必要がある。
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7. 投資家が見るべき指標
• ロボット・FAの受注高(バックログ)
• 設備投資計画(自動車・半導体・物流など)
• 各国の補助金・減税政策の動き
• 米国のロボティクス大統領令の内容と予算規模
これらがロボティクス銘柄のトレンドを決定する重要要素。
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8. まとめ
ロボティクスはAIと並び、2030年代に向けて世界的に成長が期待される重要産業です。
アメリカの「ロボティクス大統領令」検討は、その成長を後押しする強い材料となり、
日本株のロボティクス関連銘柄にも資金流入のきっかけを作っています。
日本は産業用ロボット市場で世界トップクラスの技術を持つため、
長期投資の主力テーマとしての魅力は依然高いまま。
今後も受注、設備投資、政策動向を見ながら、
“AI×ロボット”という巨大潮流に乗る戦略が重要となります。
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