結論から言うと、私が長期投資で得た一番大きな成功体験は、ソフトバンク株への地道な積み立てです。平均取得単価1,530円で買い続けた100株、投資額にして約15万3,000円が、株式分割を経て現在は約600万円の価値になっています。今回は、私が株式投資を始めたきっかけと、そこに至るまでの経緯を振り返ります。
投資を始めたきっかけ
投資を始めたきっかけは、職場で長年勤めていた先輩の退職でした。退職後、会社との間で退職金の額をめぐってもめていると聞き、事務の女性から実際の金額を聞いて愕然としました。このまま会社に勤めているだけでは、退職後の人生が立ち行かなくなるという危機感が、投資を始める直接のきっかけになりました。
最初のチャンス:SONYショック
最初の転機は、「SONYショック」と呼ばれた大暴落でした。SONY株がストップ安になったというニュースを新聞で知り、翌日も株価がストップ安の売り気配で値がつかない状況を目にしました。これは直感的にチャンスだと感じ、ほとんどの預金をおろしてポケットに入れ、ドキドキしながら野村證券の窓口へ200株を買いに行きました。当時はまだネット証券がなかった時代です。その後、株価は急反発しました。
次のチャンス:小泉政権期の不良債権問題
次の転機は、小泉政権時代に不良債権問題が騒がれ、銀行の合併が相次いで今のメガバンクが誕生した局面です。連日メディアで「銀行が潰れるかもしれない」と報じられ、株価はもちろん上場来安値まで売り込まれていました。この局面でも買いに動いたことが、結果的には良い経験になりました。
運命の出会い:ソフトバンク株
その後、上司がしょっちゅうソフトバンク株の話をするので調べてみると、株価は19万8,000円から2,000円まで暴落中の会社でした。当時、社長については芳しくない噂もありましたが、Yahoo! JAPANの親会社だと知り、まずは100株・約20万円を投資して株主総会に出席し、社長の話を直接聞いてみることにしました。話を聞いて、もし本当にその通りになれば、この会社は将来とんでもない会社になると確信しました。
積み立てを続けた結果 ー 15万円が600万円に
それからは毎月の給料日にソフトバンク株を買い続けました。平均取得単価は1,530円、100株で約15万3,000円の投資です。その後、株式分割が2回行われ、株価も1万円を超える水準まで成長したことで、現在の評価額は約600万円になっています。たった15万円が、まさか600万円に化けるとは、当時は想像すらしていませんでした。
この経験から学んだこと
これが長期投資と複利の力だと、今になって実感しています。株式公開から数年でこれほどの成長を遂げる銘柄に、また出会いたいものです。先輩から教わったことはもちろんですが、金運を上げるためにタダでできることは何でもとりあえずやってみる、という姿勢も、当時の私にとっては大事な支えになっていました。
よくある質問
Q. 今から同じように大きく増やせる銘柄を見つけられますか?
正直にお答えすると、再現性のある方法とは言えません。当時のソフトバンク株は結果的に大きく成長しましたが、同じような銘柄を事前に見つけられる保証はどこにもありません。大切なのは、暴落局面でも冷静に情報を確認する姿勢と、長期で保有し続ける忍耐力だと考えています。
Q. 投資資金はどれくらい用意すればよいですか?
本記事は特定の金額を推奨するものではありません。当時の私は生活に必要な資金まで投資に回すような無理な投資はしていません。投資は必ず余裕資金の範囲内で、ご自身の判断で行ってください。
この経験から今の投資スタイルへ
この一連の経験を通じて学んだのは、暴落や悪材料のニュースが出たときほど、感情に流されず事実を確認する姿勢が大事だということです。SONYショックのときも、メガバンク誕生のときも、世間では悲観的な報道一色でしたが、そこで思考停止せずに自分なりに状況を調べたことが、結果的に大きなリターンにつながりました。今の私も、暴落のニュースを見たときほど、感情的に売買せず、まず事実確認をするという当時の姿勢を大事にしています。
Q. 暴落のニュースを見たとき、具体的にどう行動すればよいですか?
本記事はあくまで私個人の体験談であり、特定の行動を推奨するものではありません。当時の私は、感情的に慌てて売買するのではなく、まず新聞やニュースで事実関係を確認し、その会社の事業内容や置かれている状況を自分なりに調べてから動くようにしていました。同じ行動を取れば同じ結果になるという保証はないため、最終的な判断は必ずご自身の責任でお願いします。
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘・推奨を行うものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任においてお願いいたします。株式投資には元本割れのリスクがあります。本記事の情報に基づいて生じた損害について、当ブログは一切の責任を負いかねます。株価は2026年7月17日時点のものであり、閲覧時点の実際の株価とは異なる場合があります。本記事に掲載の株価・レンジはYahoo!ファイナンスの公開データをもとに確認しています。
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