結論から言うと、株で資産を増やす一番の近道は「派手な銘柄選び」ではなく「元手を作る習慣」と「儲かる人を探す視点」を両方持つことです。今回は、私が実際にやってきた元手の作り方と、ニュースの読み方を具体的に書きます。
まず元手を作る:支出の見直しから
株を始めるには、まとまった資金を貯める必要があります。特別なことをしたわけではなく、まず支出の見直しから始めました。具体的には、職場に自作のお弁当とお茶を持って行き、コンビニでは基本的に買い物をしないようにしました。食材を買うときは、なるべく安いスーパーを選びます。今でこそ資産は「億り人」と呼ばれる規模になりましたが、この習慣は今も変えずに続けています。派手さはありませんが、投資の元手を減らさないという意味では、これが一番効果がありました。
次に学ぶ:お金の考え方を変えてくれた本
元手を貯めている間、並行してやったのが「知識を蓄えること」です。特に読んでほしいのが、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」です。この本で学んだのは、お金持ちの考え方と、資産と負債の分け方でした。「自分の財布からお金を出していくもの(負債)」と「自分の財布にお金を入れてくれるもの(資産)」を区別するという視点は、それまでの自分にはなく、人生観が変わったと言っても大げさではありません。読んでいない方には、ぜひ一度手に取ってほしい一冊です。
「誰が儲かっているか」を考える癖をつける
元手と知識がある程度たまってきたら、次は情報の入れ方です。私が毎日欠かさずやっているのは、ニュースを見て「このニュースで結局誰が儲かるのか」を想像する癖をつけることです。特にアメリカ発のニュースは、世界中の市場に影響するため重要度が高いと感じています。
日本国内では、国会の代表質問(与党・野党それぞれの最初の質問)を注意深くチェックしています。ここで語られる内容が、そのまま「国策」になる可能性があるからです。相場の世界には「国策に売りなし」という格言があります。ある分野が国策として位置づけられると、関連する企業に補助金や公共投資が流れやすくなり、業績の追い風になりやすいという経験則です。最近であれば、半導体工場やデータセンター、防衛関連といった分野が、国策的な後押しを受けやすいテーマとして挙げられます。
国策テーマに乗るときの注意点
ただし、「国策に売りなし」はあくまで経験則であり、絶対に当てはまる法則ではありません。話題になった時点ではすでに株価に織り込まれていることも多く、テーマが盛り上がった後に急落するケースも珍しくありません。個別の銘柄名を挙げて売買を推奨するものではなく、あくまで「ニュースをどう読むか」という視点の一つとして参考にしていただければと思います。次回は、この視点を実際に使って15万円を600万円に増やした体験談を書く予定です。
ニュースを見るときに使っている3つの視点
実際にニュースを見るときは、次の3つの視点で「誰が得をするか」を考えるようにしています。1つ目は「誰が予算をつけるか」で、政府や自治体がどの分野にお金をつけようとしているかを見ます。2つ目は「誰がその技術・設備を作れるか」で、需要が増えたときに実際に供給できる企業がどこかを考えます。3つ目は「すでに株価に織り込まれていないか」で、話題になってから買うのでは遅い場合が多いという前提で、値動きを確認します。この3つを毎日繰り返すだけでも、ニュースの読み方は大きく変わってきます。
よくある質問
Q. 国策関連のニュースを見た後に買っても、もう遅くないですか?
正直なところ、大きく報道された時点では、株価にある程度織り込まれていることが多いです。ニュースを見て飛びつくのではなく、「なぜこの分野が国策になったのか」「関連する企業の業績にどこまで実際に影響するのか」を自分で確認してから判断することをおすすめします。焦って高値づかみをしないことが、長期的には資産を守ることにつながります。
Q. 節約だけでそんなに資産は増えるのですか?
節約そのものが資産を増やすわけではありません。節約で作った元手を、長期の株式投資に回し続けたことが、資産形成の本体です。ただ、元手が少なければ増えるスピードも遅くなるため、まずは「投資に回せるお金を確保する」という土台作りとして、支出の見直しは欠かせないと考えています。派手な節約術である必要はなく、お弁当・水筒・スーパー選びといった当たり前のことを、資産が増えた後も惰性でやめないことのほうが、実は難しく、そして効果が大きいというのが実感です。
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘・推奨を行うものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任においてお願いいたします。株式投資には元本割れのリスクがあります。本記事の情報に基づいて生じた損害について、当ブログは一切の責任を負いかねます。
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